[書式] IF(論理式,真の場合,偽の場合)
[機能] 条件判断をおこない、論理式が TRUE か FALSE かによって違う計算をおこないます。
[引数] <論理式> TRUE か FALSE を返す計算式を指定します。
<真の場合> 論理式が TRUE の場合の値や計算式を指定します。
<偽の場合> 論理式が FALSE の場合の値や計算式を指定します。
●●● 解 説 ●●●
<論理式> が TRUE なら <真の場合> を、FALSE なら <偽の場合> を出力します。
[数式例 1]
B列の値が60未満なら「追試」、それ以外なら空白を表示する計算式です。
セル C2 に
=IF(B2<60,"追試","")
と入力し、下方向にコピーしています。
[数式例 2]
B列の値がセルB13の値以下なら「再試験」、それ以外なら「合格」と表示する計算式です。
セル C2 に
=IF(B2<=$B$13,"再試験","合格")
と入力し、下方向にコピーしています。
($B$13は絶対参照で指定しているので、下方向へコピーしても変化しません。)
[数式例 3]
IF関数を入れ子(関数の中に関数を使うこと)にして利用した例です。
「中間」より「期末」が低ければ「↓」、高ければ「↑」、同じなら「→」と表示する計算式です。
セル D2 に
=IF(B2>C2,"↓",IF(B2<C2,"↑","→"))
と入力し、下方向にコピーしています。