Excelで、アンケートの回答などを入力することがあります。
このようなケースでは、[ツール]メニューの[オプション]で、セルポインタの移動方向
を、「右」にしておくと便利です。
しかしながら、それだけでは、G列を入力したあとが問題となります。
つまり、次に入力したセルは、1行下のB列。 そのセルにどうやって移動するかが、
入力の効率を大きく左右するのです。
基本的には、方法は3つ。
・カーソル移動キーを使う
・マウスを使う
・シート保護を利用する
(シート保護を使うやり方は、わたくしの趣味に合わないので割愛します)
効率を追求するなら、マウスを使うのは最低限に押さえたいところです。 しかし、
カーソル移動キーでは、最低3個のキーを押さなくてはなりません。
そんな時には、マクロを使うと便利です。
ということで、次のようなVBAマクロを作ってみました。
「黒のセルにセルポインタが移動すると、セルポインタを次行のB列にジャンプする」
というものです。 たとえば、下図でセルG3に入力すると、セルポインタは自動的
に、セルB4に移動するわけです。
さて、どんなマクロかと言うと、コードはいたって簡単、たった3行のプログラムです。
次のプログラムをSheet1のモジュールに記述するだけです。
Private Sub Worksheet_SelectionChange(ByVal Target As Range)
If ActiveCell.Interior.ColorIndex = 1 Then
Cells(ActiveCell.Row + 1, 2).Select
End If
End Sub
あとは、セルポインタを跳ね返したい列のパターンを、カラーインデックス1(黒色)
にしておけば、次行の2列目にジャンプするようになります。